「登録した覚えのないメールマガジン」は迷惑メールと判断!? ~メールマガジン登録ユーザーの動向調査に関するレポートを公開~
ユミルリンク株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:清水亘、証券コード:4372、以下ユミルリンク)と株式会社ライトアップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:白石崇、証券コード:6580、以下ライトアップ)は、ユーザーがどのようなメールマガジンを迷惑メールとして報告するのかについて、共同調査を実施いたしました。Google社が発表したGmail「メール送信者のガイドライン」を受けて、メールマガジンを迷惑メール通報する実態とユーザーの傾向をご紹介します。
【調査目的】
2023年10月にGmailの「メール送信者のガイドライン」が更新されました。迷惑メール率が0.30%以上になっている場合、メールが拒否されたり、受信者の迷惑メールフォルダに配信されたりすることがあります。そこで、ユミルリンクとライトアップでは、ユーザーがどのようなときにメールマガジンを迷惑メールに分類するのか、共同調査を実施 しました。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女
企業やブランド、店舗などのメールマガジンを登録している方
有効回答数:1138人
調査期間:2024年4月15日~2024年4月16日
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メールマガジン登録ユーザーの動向調査 結果レポート
https://www.cuenote.jp/inqdl?wp=40
意図しない・登録した覚えのないメールマガジンを迷惑メールフォルダに入れる・報告するユーザーの存在に注意
今回の調査では、意図しないメールマガジンを受け取った場合、「メールを配信停止する」「メールを削除する」を選択するユーザーとともに、「迷惑メールフォルダに入れる、迷惑メールとして報告する」と回答したユーザーが25.6%存在していることが分かりました。
迷惑メールフォルダに入れたり報告したりする理由として最多だったのは「登録した覚えのないメールマガジンだったから」で56%。先の設問と合わせて見ると、「受け取りたくない」とユーザーに思われてしまうメールマガジンは迷惑メールと判断されていることが分かります。
「受け取りたくない」という気持ちが配信停止ではなく、迷惑メールフォルダに入れる・報告することにつながっている理由としては、回答にもあるように、配信停止ができない・面倒だと考えているユーザーが多いからだと考えられます。オプトアウトの分かりにくさや、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視する近年の傾向が影響しているようです。
また、「登録した覚えがないメールマガジンだったから」という理由で迷惑メールフォルダに入れる・報告するユーザーもいることから、メールマガジンの迷惑メールフォルダ入り・報告を避けるためにはオプトイン・オプトアウトの分かりやすさが重要になってくることが読み取れます。
配信停止・迷惑メールだと判断されやすいメールの特徴
では、どのようなメールに対して、ユーザーは配信停止または迷惑メールフォルダに入れる・報告するのでしょうか?
そこにはメールマガジンの"内容"と"頻度"が関係しています。
配信停止の理由として最も高かったのは「自分の興味がない情報ばかり届いたとき」で81.1%、次いで「配信頻度が多いと感じたとき」が52.3%となっています。
リコメンド機能などでパーソナライズされた情報を受け取ることが多い昨今では、メールマガジンの内容に注意が必要になってきていることが分かります。
配信頻度に関しては、迷惑メールだと判断する基準でも43.6%と高い数値になっています。「送られてきた内容に心当たりがない」「登録した覚えがない」などオプトインに関する項目にも票が集まっているため、配信頻度とオプトインの分かりやすさについては徹底的に注意するべきだということが分かります。
では、配信頻度が多いと判断するのは、どの程度なのでしょうか。アンケート結果を見ると、1日2~3通以上の配信に対して「多い」と感じるユーザーが全体の33.8%にのぼりました。次いで、1日1通の配信に対して「多い」と感じるユーザーが25.5%でした。どれだけ伝えたい情報があったとしても、配信頻度は1日1通までに抑えるべきだと考えたほうがよいでしょう。(2024年5月29日更新)
メールマガジンを配信停止したい(迷惑メールフォルダに入れる・報告する)と思われることは単にメールマガジンの効果が下がるだけではなく、ブランドイメージの毀損につながることもあります。アンケート結果を見ると、配信停止したいと感じたユーザーの40%近くが企業やブランドへの好感度が下がったと回答しています。
迷惑メールフォルダに入れられる・報告されることを避けるためだけでなく、ブランドイメージを守るためにも、メールマガジンの内容や配信ルールを改めて考えることが大切です。
好感度を上げるにはユーザーファーストなメールマガジンを
反対に登録を続けたい・読みたいと思われるメールマガジンには、どのような特徴があるのでしょうか。
登録を続けたい内容としては、「クーポン・セール情報・限定販売や先行情報」が52.4%、「自分にとって役立ちそうな情報」が48.0%、「ポイントに関する情報」が46.8%となっており、ユーザーにとってメリットがある内容が好ましく思われていることが分かります。
また、これらはメールマガジンを開封する理由でも同様に票が集まっており、相関関係にあることが分かります。
また、メールマガジンに良い印象を持つ理由としては、デザインや文体など見た目の部分も大きく影響しています。見やすさ・分かりやすさはもちろん、自社のブランドイメージに沿った適切なガイドラインを設けておくことも重要です。
メールマガジンは購買行動の喚起に強い!店舗促進は低価格帯が狙い目
メールマガジンでの購買行動に関しては2023年の調査結果と同様、Webでの購入につながりやすい傾向があることが分かります。
一回の購入金額では2023年の調査結果と同様にEC・店舗とも「2,000円以上4,000円未満」が最多となっています。4,000円以上の購入は店舗よりもECが優勢になっており、高額な商品の購入は検討に時間がかかったり、より安く買えないかECサイトで比較したりすることもあるため、Webでの決済が多くなると推測されます。反対に手頃な金額のものであればその場で判断を下すことが多いと考えられます。
参考:2023年調査「Webアクションはメールマガジン、リアルアクションはLINE。 ライトアップとの共同調査でわかったマーケティングにおける強みと特徴。」
https://www.cuenote.jp/inqdl?wp=35
まとめ
今回の調査では、ユーザーの「メールマガジンを迷惑メールフォルダに入れる・報告する」場合のリアルな動向が見えてきました。迷惑メールフォルダに入れたり報告したりするのは1クリックでできるため、とりわけ若い世代は気軽な感覚で利用していると考えられます。
迷惑メールとして処理されるのを避けるためには、オプトインの明示とオプトアウト手続きの簡略化が必要不可欠となってくるでしょう。配信停止も痛手ではありますが、メールが届かないことのほうが影響は大きくなります。
また、メールマガジンが購買行動につながること、メールマガジン経由での購入金額も高い傾向があることも分かりました。
今回の調査結果を参考に迷惑メールとみなされないよう新たなルールに対応し、ユーザーに好まれるメールマガジンの制作を努めましょう。
ここでご紹介した以外にも、ユーザーのリアルな迷惑メールフォルダ利用・報告の動向が分かるデータを取得しておりますので、本調査の結果の完全版もぜひご確認いただき、今後のマーケティング施策の参考にしてください。
* 「Gmail」は、Google LLCの商標又は登録商標です。
* 「Cuenote」は、ユミルリンクの登録商標です。
▼本調査の結果の完全版をご希望の方はこちらからご連絡ください▼
【資料ダウンロードお申し込みフォーム】
メールマガジン登録ユーザーの動向調査 結果レポート
https://www.cuenote.jp/inqdl?wp=40
【会社情報】
株式会社ライトアップ
代表取締役社長:白石 崇
設立:2002年4月
証券コード:6580(東京証券取引所グロース)
本社:東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー32F
事業内容:DXソリューション事業、コンテンツ事業
ユミルリンク株式会社
代表取締役社長:清水 亘
設立:1999年7月
証券コード:4372(東京証券取引所グロース)
本社:東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー12F
事業内容:メッセージングソリューション事業
【本件に関するお問合せ先】
ユミルリンク株式会社 広報窓口:渡邉、佐藤
TEL: 03-6820-0515 E-mail:cuenote@ymir.co.jp